2022.Sep. 9
最近Topstone Neoのカスタム依頼を頂く事が増えてきました。
希望されるカスタム内容はお客様によって様々で、ebikeにはライダーのカスタム意欲をくすぐる何かがあるのかもしれません。
それはともかく、今回の作業内容はコンポーネントのDi2化です。
割とハードな部類のチューンだからなのか作業事例は少ないようですが、換装が可能であるというのは以前から聞いていました。
コロナの影響でなかなかパーツが揃わなくて大変でしたが、ようやく部品が到着したので組付けていきます。
もともとが11速のGRXがベースなので、コンポーネントはGRX Di2をチョイス。
同じGRXシリーズなので多くのパーツが流用できます。
そんなわけでクランク、カセット、チェーン、ブレーキキャリパーは新調せず、元々の部品をそのまま使います。
なおebikeのギア比は下手にいじらない方がベター。
実はBoschユニットのパワーカーブは搭載される車種のデフォルトギア比に最適化されています。
この設定は後から変えることができないので、ギア比を変えた結果ユニット本来の性能を発揮できなくなるなんてこともあり得ます。
ジャンクションAはあえて外装のSM-EW-90としました。
Di2化のついでにハンドルを交換する場合は内装式のジャンクションAにするのも良いと思います。
ジャンクションBが収まるスペースがあるのか、バッテリー⇔ジャンクションB間のエレクトリックワイヤーはキングピン部分を通るのか。
この辺が不安なところでしたが、やってみると意外と大丈夫でした。
もちろん作業の際はモーターを外す必要があります。
今回の作業でもこの点がもっとも時間的コストを要するところでした。
ハンドル周りはこんな感じになりました。
(真ん中についているのはお客様がお使いのリクセンカウルのアタッチメントです)
シフトケーブルが1本なくなっただけとはいえ、以前よりも見た目はかなりスッキリしたように感じます。
ワイヤレスユニットはダウンチューブ上部に内装しました。
今回のカスタムで要した費用は合計税込19万5千円ほどでした。
Di2化に必要な費用としては比較的リーズナブルと言えるのではないでしょうか。
なお現在GRX Di2をご注文いただいた場合、パーツが揃うのは10月~1月となります。
店頭にはTopstone Neo Carbon Lefty バイオライム/Mサイズの在庫もございます。(税込¥682,000)
Topstone Neo Carbonは正真正銘これが最後の一台です。
来年度の入荷予定は今のところ全くの未定ですし、日々酷くなっていく為替レートを見ていると来年度の価格がどうなるかは想像もつきません。
購入を考えている方はぜひお早めにご検討ください。
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
当面の間、毎週木曜日の定休日に加え第1・3水曜日(祝日は営業)を休業日とさせて頂きます。
詳しくはSHOPカレンダーにてご案内させていただきます。
ご不便をお掛け致しますがご了承の程よろしくお願い申し上げます。