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フィッティングのすゝめ 【2026年改訂版】

2026.Feb. 24

ロードバイクの情報がSNSなどで毎日、毎秒のように目にできるようになっている今、「フィッティング」という言葉を聞いたことがある方はかなり多いのではないでしょうか。

 

バイク購入の際に行うサイズ選定とは異なり、ライダーひとりひとりの身体的特徴に合わせてクリート位置からバイクの各部パーツの寸法・取り付け角度などなど、バイクのセッティングを出していく作業です。簡単に言うと「ポジションが出ている」状態にする作業ですね。

余計な力のかからない効率のいいペダリング、安定しリラックスした上半身、腕は力が抜け肘は軽く曲がり自由に動かすことが出来る。視界にも余裕が生まれ状況判断も容易に。

写真は女性のライダー。日本人女性がロードバイクを乗る場合、身長的にどうしても制約が出てしまうことが多いですが、フィッティングを受けていただくことで男性顔負けのかっこいいフォームでライドしていただけるようになるかもしれません。

 

なかなかライダー個人で適正なポジションを探し求めるのは(興味深い作業ではありますが)非常に難しく、トライ&エラーを繰り返す長い時間も必要です。

例えばサドル高。パワーメーターや心拍計で分析しバイクとの会話を重ねることで追求すべきものですが、「この高さが一番力を入れやすい」と思っているサドル位置はもしかしたらただ力んでしまっているだけかもしれません。

股下×いくつなどの数式も存在します。ある程度ベターなサドル高になるとは思いますが、股下の長さが同じでもライダーそれぞれ脛の長さ大腿部の長さのバランスまで同じでしょうか?柔軟性は考慮しない?シューズのサイズは?クランク長は?

 

当然これは全身すべてに言えることで、寸法だけ測ってもフレームサイズの選定には有効ですが【ライダーそれぞれに合わせたポジション】が出るわけがありません。

またフィッティングはレースをしている人が受けるものと思っている方が多いですが、どんなライダーが受けてもメリットがあります。ケガせず、痛みを感じることなくライドを楽しむためのベース作りとしてホビーライダーの方にこそフィッティングを受けていただきたいと思っております。

キャノンデール横浜ベイサイドでは【RETUL FIT】という有料のフィッティングサービスをおこなっております。

まずはじめに現在どのようにバイクを楽しんでいるか・これからどのように乗りたいか・将来的な目標・骨折やねん挫などケガの履歴などインタビューさせていただいて、バイクが本当にお客様の身体に合うようカスタマイズするために可動域や柔軟性など身体の状態を見させていただきます。

その後写真のサイジングバイクを使い3Dモーションキャプチャーにて体の動き方や角度などを正確に測定。ライダーにとって快適でパフォーマンスの高いポジショニングをおこなっていきます。

ちなみに一般的なロードバイクで行うフィッティングが¥33,000-、DHバー付きのロードバイクを含むTTポジションのフィッティングが¥38,500-をサービス料金としていただいております。

以前はアナログで計測していましたが、デジタル計測となったことで体全身の状態・動き方の把握が早くて正確なので、ライダーの負担も少なくより適正なフィッティングが可能です。フィッティングの概要をデータでお渡しできるというメリットもございます。

例えば2026 Supersix EVO。油圧ディスクブレーキでフル内装、グレードによっては一体型ハンドルと見た目にクリーンでエアロ&ライト。現代ではもはや当然の仕様ですが、ブレーキホースによる制約があるのでハンドル高さの調整がやりにくいです。

また公式ではステム↔トップキャップ間にコラムスペーサーは入れないように指示があります。なので保険的にコラムを長期間切らないでおくことはできません。

 

良くフィッティングの依頼を受けるのが完成車・フレーム組問わずバイク乗り換えのタイミングです。

新車購入を考えるくらいモチベーションが高いタイミングである、ということもあるかもしれませんね。もろもろ見直して古い常識をアップデートするのにも良いタイミングだと思います。

旧車の寸法を計測し、それを実現可能な範囲で新車に再現することもやっていますが、ポジションの見直し含め新たなエキップメント・パーツを選ぶ際の参考にしていただいています。

「フィッティングの結果」という確固たる根拠をもとにパーツ選定をすることで無駄遣いを防ぎ、最終的な出費は抑えられるはずです。

また、最近多いのはクランク長に対するご質問。

好みも大きい箇所なので一概に言えませんが、柔軟性の低い方は完成車のクランク長では長い場合が多いです。が、最近完成車のクランク長が短くなり始めています。2026Cannondaleもそうです。ぜひご注目ください。

長いと回せないので、回せる範囲で好きな長さを選んでいただくのが良いとお伝えしています。

正直フィッティングではベストなクランク長は出せません。ただ「回せる範囲」のクランク長はお伝え出来ますし、フィッティング用のバイクはクランク長を変更できるので試したうえでご検討いただくことが可能です。

 

いつフィッティングを受けたらいいか?とご質問をいただいたら、なるべく早くとお答えしています。唯一ロードバイクに乗り始めたばかりの初心者の方にはビンディングシューズに変えるタイミングがちょうどいいかもしれませんとお答えする場合もございます。

フィッティングによりポジションの調整を行った直後は出力は下がるかもしれません。が、適切なポジションで適切な体の使い方が出来るようになれば、体力が同じならより速くより遠くまで快適に走れます。お悩みの痛みが減ればバイクに乗る時間を増やすことができるかもしれません。

 

フィッティング、ご相談はメールでもお電話でも店頭で直接聞いていただいても、スタッフまでお気軽になさってください。



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