2019.Jul. 29
2020年のキャノンデール・ロードモデルにアッセンブルされている「HOLLOGRAM KNOT WHEEL」についてご紹介いたします。
◆ HOLLOWGRAM SL 45 KNOT CARBON WHEEL
モデルとしては、
・SuperSix Evo Hi-Mod Disc Dura Ace Di2
・SuperSix Evo Hi-Mod Disc Ultegra Di2
に採用されています。
ちなみに機械式Dura-AceのSuperSix EVO Hi-Mod、CAAD13 Disc Force eTap AXSは、”SL”が付かないHOLLOWGRAM 45 KNOTを装備しています。
違いはスポークで、偏平か丸形断面かという点で、リム・ハブは同じです。SLではない無印の45 KNOTホイールは単品での販売はございません。
ただせっかく買うなら偏平したスポークのほうがいいですよね。
他社エアロロードに比べ高い空力性能をもつSystemSixの足元を支える「64 KNOT」ホイール。このKNOTホイールからSystemSixの開発は始まったようで、SystemSixのエアロ性能に大きく貢献しています。
そのKNOTホイールをオールラウンド向けのリムハイトに変更したのが今回の「SL 45 KNOT」ホイール。
リム内幅は21ミリ、外幅は最大の部分で実測32.4ミリと、KNOT 64と同じく幅は広めです。
こちらはVITTORIAのCORSA 25Cを装着した画像です。タイヤよりもリムの幅を広くし、斜めからの風の影響が小さくなるよう設計されています。
ホイールといえば重量、重量といえばホイール。ただ最近は重量よりも走りに影響を与える要素が沢山ありますが、参考程度に計測いたしました。
なお、ホイール単体でチューブレスリムテープのみ装着した重量となります。
フロントは740g。
リアは838g。
前後で1,578gとなりました。
ハブに関しては、信頼のDT SWISSとなっています。画像はシマノフリーですが、SRAM XDRフリーボディにも交換が可能です。
先日販売店向けの試乗会でいくつかのモデルに乗らせていただきましたが、SL 45 KNOT ホイールが装着されたモデルももちろんありました。
乗って感じた点としては、ワイドリムによる明らかなタイヤのヨレの少なさと路面追従性の高さ。現在内幅15ミリのリムに25cタイヤの私ですが、比べると接地感が増えつつタイヤの剛性が1~2段階上がったような感覚です。ホイールの剛性については、しなりすぎず突っ張りすぎず伸びやかな感触です。45ミリハイトということで、ハンドリングも重さを全く感じず実にニュートラルでした。結果むちゃくちゃ速いです。
持ってみて度肝を抜かれる軽さではないですが、ワイドリムによるメリットが非常に印象的で、重量以外に大事な部分を再認識しました。
今のところホイール単体での入荷時期は未定ですが、また入荷しましたらお知らせさせていただきます。KNOTホイールがアッセンブルされた完成車を検討されている方の参考になれば幸いです。