2020.Mar. 14
キャノンデールの一部の高級グレードに標準装備されているSAVEカーボンシートポスト。とても軽量であると同時に、特徴的な「くびれ」によって高い振動吸収性能を実現します。ロングライドのお供として非常に効果的なパーツです。
数あるキャノンデールのオリジナルパーツの中でも名品の一つで、先代までのSupersix EVOやCAAD12などでは定番のカスタムとして今でも人気を誇っています。そんな名商品ですが、これまでは25.4mm径の物しかなく、他社製のロードにお乗りの方などから27.2mmのシートポストの登場が待ち望まれていました。
正確に言うとφ27.2の物もMTB用としてはラインナップされていました。上の画像のものがそれなんですが、ご覧の通りくびれの位置が低いですよね。サドルを高くセットしないとフレームにに収まってくれません。
スローピングの強いMTBならこれでも問題ないんですが、相当股下が長くない限りロードで使用するには厳しい物があります。
ところがTOPSTONE CARBONが発売されたときには驚きました。上位車種についているSAVEシートポストはφ27.2のシートポストでありながらφ25.4の物を踏襲した形だったからです。これならほとんどのロードバイクに装着できます。
そんなわけで27.2のSAVEカーボンシートポスト、カタログには未掲載ですが販売しています。お値段は18,000円 (税抜)。
これを一番お勧めしたいのはTOPSTONEに現在お乗りの方ですね。特にグラベルを好む方には心強い味方となってくれるはずです。アルミのTOPSTONEに乗っているスタッフがいるのですが、このポストに換装してからサドルからの衝撃がかなり和らいだとの事です。
もちろん普通のロードバイクにも効果大。軽いシートポストや乗り心地の向上を狙ったシートポストは多々ありますが、両方を兼ね備えたシートポストは滅多にありません。キャノンデールユーザー以外の方もいかがでしょうか。
お約束の重量チェック。TOPSTONE CARBON 105 やTOPSTONE 105に装着されているCannondale 3シートポストと比較してみました。ノーマルのポストが300オーバーなのに対してSAVEは200g切り。100g以上も軽いです。
これもよく言われることですが、サドルやシートポストなど高い位置にある物を軽量化するとバイク全体の重心位置が低くなります。ダンシングで車体を振った際などは効果を実感しやすく、軽量化する意義が大きいパーツと言えます。100g違うと結構変わりますよ。
余談ですが大人気の25.4のSAVEカーボンシートポストは現在欠品中です。次回入荷は5月頃の予定となっておりますので、お探しの方は今しばらくお待ちくださいませ。
関連記事