2025.Sep. 13
今年度新たにラインナップに加わったニューモデルの中で、ある意味最も注目されているSuperX。
生まれ変わったSuperXは一体どんな進化を遂げたのか?
満を持して実車が入荷してきましたので余すところなくご紹介したいと思います。
■SuperX 3 ¥630,000-
ロウカラー (51サイズ)
SLATEやTopstoneがグラベルライドの楽しさを追求したモデルであるのに対して、SuperXの主戦場は発売以来ずっとシクロクロスレースでした。
短時間高強度の泥遊びとも言えるシクロクロス競技はアドベンチャーを旨とするグラベルライドとは違った魅力がありますよね。
競技中はきつくて苦しそうで、でもどこか楽し気で、レースが終われば泥まみれの笑顔になる。
SuperXはそんなシクロクロスシーンにおいて国内外で長きにわたり存在感を発揮してきたモデルでした。
そして今年フルモデルチェンジを迎えたSuperX。
新しいSuperXはこれまでのシクロクロスバイクではなく、グラベルレースをメインターゲットとしたバイクに生まれ変わりました。
年々アベレージスピードが上がるグラベルレースに対応するべく、Supersix EVO譲りの軽量さと空力性能を備えた新機軸のグラベルバイク。
グラベルバイクとしては業界初となる風洞実験を繰り返し行い、想定している巡航速度は時速35キロというから驚きです。
当然舗装路での走行性能も非常に高く、冗談抜きで下手なロードバイクよりも走るというのは発表時のプレゼンでも強調されていました。
担当者曰く「乗った瞬間にもうこれで良いじゃんと思った」とか。
実際のところホビーライダーにとってはこのバイクのようなレーシンググラベルロードという選択肢が最も正解なのかもしれません。
ロードの軽快感とグラベルバイクの自由さ、どちらも欲しいという方には最高のバイクと言えるでしょう。
それでは細部を見ていきましょう。
フレームの設計、特にエアロ的な造形にはSupersix EVOの知見が存分に取り入れられています。
ヘッド回りやダウンチューブのシェイプはEVOに近い・・・というかほとんど同じで、いかにも前面投影面積の少ないルックスです。
EVOや新型Synapse同様、ステアリングコラムは三角断面のデルタステアラーを採用。
現代バイクの必須条件となりつつあるケーブル類のフル内装をスマートに実現しています。
当然MOMOハンドルへのアップグレードも可能です。
一方で薄く延ばされたトップチューブや大きく湾曲したシートチューブ、シートステーなどは新型Synapseに共通するものがあります。
(ただSynapseと違ってスローピングが控えめで、これがこのバイクの雰囲気をレーシーにしています。)
これらの設計はもちろんリア三角をフレックスさせるため。
Synapaseにおいては乗り心地を高める効果がメインですが、こちらは後輪のトラクションを稼ぐ効果も期待できそうです。
そんな感じでEVOとSynapseのいいとこどりといったフレーム設計ですが、当然ながらジオメトリはそのどちらとも全く違います。
系統としてはキャノンデールがオフロードバイクにおいて得意とするアウトフロントジオメトリの系譜で、数値的には先代のSuperX/Supersix EVO SEとほぼ同じ。
ただしこちらの方がBBハイトが低くなってるという違いがあります。
これは競技系シクロクロス車やトレイル系グラベルバイクよりもペダルヒットするような場所を走らない前提となっているからだと思います。
もちろん重心の低下というメリットも期待してのことでしょう。
シートポストは新型Synapseと同一のHGSL 27 KNOTカーボンシートポストを採用。
第三世代のSupersix EVOやCAAD13に使われていたのと同じものです。
(この影響で長らく完売だったこのシートポストが再び入手可能になりました。)
48サイズはオフセット0mm、それ以外のフレームサイズはオフセット15mmとなります。
現行のSupersix EVOに使われている薄いシェイプのポストを採用しなかったのは柔軟性を重視してのものでしょうか。
このシートポストの乗り心地の良さは以前から定評ありますし、より前後方向にしなりやすいのはどちらなのかは考えるまでもありません。
重量が非常に軽い(330mm未カットで160g前後)のも魅力です。
トップチューブについている蓋はダボのカバーです。カバーを外すとストレージ用のねじ穴が現れます。
新型Synapseにも採用されているギミックですね。
今回ご紹介しているSuperX 3は機械変速式GRXとDT SwissのG1800 SPLINEホイールを装備しているグレードとなります。
GRXはもちろん最新の12速。
タイヤは最近評価の高いVITTORIAのTERRENO T50をアッセンブル。
前後共に40cが装着されていますが、公式のタイヤクリアランスはフロント51mm/リア48mmなのでお好みでもっと太いタイヤに変えるのもあり。
ただリアタイヤを太くしすぎるとFDに干渉する可能性があるので、フロントダブルの場合はリアタイヤは45cくらいまでに留めるのが安全みたいです。
カラーラインナップはこちらのRAWカラー一色のみ。
RAWカラーはこれ以外にも様々なモデルで使われているカラーコードですが、モデルによって全然色調が違うのが特徴です。
このモデルのRAWカラーはメタリックな下地の上にグロスのチャコールを塗って仕上げたという感じ。
SuperXの中では一番リーズナブルではあるものの、非常にスタイリッシュな一台に仕上がっています。
今回ご紹介した3の他、LAB71のフレームセットやGRX Di2&ReserveカーボンホイールというパッケージのSuperX 2などもご予約いただけます!
皆様のご来店お待ちしております。


















