2019.Aug. 11
デビュー以来注目を浴びているCAAD13 、我々の所でも納車ラッシュが続いています。
やはり皆さん仰るのはとんでもない乗り心地の良さと、しなやかさに由来する加速の伸び。
どちらもアルミでは得難い特性なので、シェイクダウンの際は皆様驚かれます。
CAAD13の乗り味に関しては先日のインプレッション記事 も是非ご覧頂ければと思います。
さて、そんなCAAD13ですが国内展開モデルとしてはハイエンドにあたるSRAM FORCE ETAP仕様の車体が店頭に入荷しております。
■CAAD13 Disc Force eTap AXS ¥590,000 (税抜)
FORCE AXSのみならず、HOLLOWGRAM KNOT45カーボンホイールやSAVEシステムバーなどSUPERSIX EVOの上位グレードと同等の装備を奢られている一台です。
細部を見ていきましょう。
やはり真っ先に注目したいのはFORCE eTap AXS。
無線コンポーネントならではのスッキリした外見に加え、リア12速&XDRフリーボディがもたらすギアレシオはライバルに対する明確なアドバンテージです。
こちらのCAAD13に採用されている丁数はフロント48/35、リア10-33というもの。
従来のギア比で例えるなら52/36のクランクに11-34のカセットの組み合わせが近いです。
とんでもなくワイドなギアレシオですが、カセットは12枚ありますので飛び感をそれほど感じさせないのもポイント。
SRAM純正でパワーメーター付きのチェーンリングもラインナップされていますので、将来的にアップグレードすることも可能です。
ブレーキローターはロードバイク用に開発されたセンターラインXRローター。
スタンダードなセンターラインXローターと比べてアーム部分が大きくとってあり、より冷却性能に優れます。
1枚につき1万300円と、実は結構な高級品です。
ホイールはHOLLOWGRAM 45 KNOTを装備。
このホイールについても先日解説記事 を執筆しましたのでご覧ください。
こちらは記事中で言うノンSL仕様となっております。
他のCAAD13と同様、タイヤは28cとなっております。(30mm幅のタイヤまで対応)
この他SAVEシステムバーやHOLLOWGRAM KNOTシートポストなど、SUPERSIX EVOのHi-Modと同等の装備がアッセンブルされています。
ハイエンドモデルだけあって相応の値付けではあるものの、アッセンブルされたパーツの数々を考えると非常にお値打ちな価格設定です。
特にeTap AXSに関してはアフターで買うよりも完成車を狙った方がお買い得なことが多いのですが、この車体はその好例ですね。
こんなに豪華なパーツで組み上げられるのも、CAAD13というフレームがそれに見合うポテンシャルを持っているからこそ。
CAAD13はここまでやる価値のあるアルミフレームです。
このグレードでしか拝めないシャンパンゴールドのカラーリングも物欲をそそります。
ぜひ店頭で実車をご覧ください。
皆様のご来店お待ちしております。
2019.Aug. 10
2020モデルよりフルモデルチェンジを果たし、大幅なアップデートを遂げた「SuperSix EVO」のフラッグシップモデルが店頭にございますのでご紹介いたします。
SuperSix EVOのライドインプレッション 記事もございます。どのような走りをするのか、ご覧いただきイメージしてみてください。
■SuperSix EVO Hi-MOD Disc Dura Ace Di2 ¥1,050,000 (税抜)
とにかくバランスの優れたフレームというのは旧SuperSix EVOから引き継がれ、軽さはそのままに更に振動吸収性が高まりエアロ形状となりました。もちろんディスク仕様となっており、SuperSix EVOの「オールラウンド」っぷりが他社を圧倒的に引き離しています。
そして、キャノンデールにおけるハイエンドフレームの定冠詞である「Hi-MOD」。
極めて軽量でありながら非常に高い剛性を誇るプロチーム御用達のハイパフォーマンスモデルです。
その中でも最も高級なデュラエースDi2完成車。
さすがはフラッグシップだけあって、身にまとうオーラが半端ではありません。
カタログでは「ブラック」という素っ気ないカラー表記で側面がどんなデザインなのかいまいち不明でしたが、ご覧の通りゴールドの差し色が入ったデザインとなっています。
控えめながら存在感のあるゴールドが、グロスとマットを使い分けたブラック部分の高級感を引き立てています。
過去のEVOの特別設定グレード、BLACK INCを彷彿とさせるカラーリングです。
こちらもHi-MODグレードにのみ付属するHollowGram KNOT45カーボンホイール。
これについては後日詳しく解説しますが、素晴らしいスペックを備えた最新鋭ホイールです。
Hi-MODグレードにのみアッセンブルされるパーツにも注目です。
新型のHollowGram SAVE SystemBarは、扁平した形状で振動吸収性と空気抵抗の削減を実現。
一体型ハンドルと見紛うスマートなルックスと、ポジション調整の容易さをも兼ね備えています。
見た目からは想像もつかない整備性の良さもポイントで、現時点で最高のハンドル/ステムシステムと断言しても差し支えないのではないでしょうか。
重量わずか149gのプロロゴDIMENSION NACK。
近年プロ選手の使用率も急増しているショートノーズサドルですが、既にお使いの方はその良さをもうご存知だと思います。
シートポストは新型EVO共通のD型断面の細径エアロ形状ではあるものの、従来のSAVEシートポストと同様のくびれを設けてあり、突き上げのマイルドさを演出してくれます。
お約束の完成車重量を測ってみました。
高級パーツで組み上げられてはいますが、リスキーな超軽量アイテムは一切使用されていません。
それにも関わらずこの重量・・・しかもディスクロードですからなおさら驚きです。
なお、今回のフレームサイズは54となります。
2020キャノンデールロードの頂点がここにあり。
キャノンデール横浜ベイサイドでぜひ現物をご覧ください。
2019.Aug. 6
キャノンデールの2020年モデルでアーバンバイクといえば新モデルのTreadwellが好評をいただいておりますが、今年もあります、Bad Boy。キャノンデールのアーバンバイクとして定番のラインナップとなっているBad Boyは、フレームからパーツ類がほぼすべてブラックで統一され、キャノンデールMTBのアイデンティティである片持ちのレフティフロントフォークを持っています。
◆ Bad Boy 1
¥190,000-(税別)
片持ちフロントフォークにオールブラックという特徴的なBad Boyシリーズの中でも特に街乗りに特化させた装備となるBad Boy 1。ハンドル周りのごつさやフレームの形状など、機能・質感ともに最上級です。
奇抜なルックスながら、機能的な要素の多いBad Boyは都会を駆け抜けるのに最適なバイクです。
フレームのトップチューブのサイドにはラバーのバンパーが付いており、傷が付きずらくなっております。また、そのバンパーは反射素材でもあり、夜間にはスタイリッシュなリフレクターとしても機能します。
27.5インチ(650B)のホイールに40Cのタイヤを履かせ、乗り心地の良さと軽いハンドリングを両立しています。
Bad Boy 1のみ8段の内装ハブにベルトドライブでの駆動となります。チェーンではなくベルトですので、定期的な洗浄・注油は不要です。
そして、Bad Boyといえばこの内蔵ライト。Bad Boy 1と2に内蔵されています。前後ともUSB端子での充電式となっています。
◆ Bad Boy 2
¥99,000-(税別)
2019年のBad Boyでは最も人気の高かったBad Boy 2。こちらはギア周りが一般的なタイプで、2×9のドライブトレインとなります。ブレーキはもちろん油圧、内蔵ライトも搭載しており使い勝手は抜群です。今年のモデルからブレーキはシマノ製となり、信頼性が上がりました。
◆ Bad Boy 3
¥81,000-(税別)
お手頃価格のBad Boy 3は、シマノの2×8変速に油圧ブレーキという組み合わせ。ベースグレードとなりますので前後内蔵ライトはありません。2019年のBad Boy 3はブレーキが油圧ではなくワイヤー式でしたので、今年のBad Boy 3はお買い得です。
これから新たな移動手段として自転車をご検討されているのであれば、Bad Boyは非常に面白く、おすすめです。
店頭に展示しておりますので、ぜひ現物をご覧ください。ご来店お待ちしております。
2019.Aug. 4
待望の「CAAD13 105」ですが、ディスクモデルに続きリムブレーキモデルも当店に入荷しております。性能面は大きく向上しましたが、お値段はCAAD12 105に比べ1万円お安い税抜き18万円となっています。
ディスクモデルのインプレッション とご紹介の記事 もそれぞれございます。ご覧ください。
◆ CAAD13 105
¥180,000-(税別)
リムブレーキタイプのCAAD13 105。ご自分でメンテナンスされる方や輪行の機会が多い方などは、リムブレーキのほうがメリットが多いのも事実。
ブレーキキャリパーはダイレクトマウントを採用しています。従来のキャリパーに比べキャリパー本体のたわみが減るので、制動力が高くコントロール性にも優れます。イメージとしてはキャリパーのグレードが1つ上がったようなブレーキタッチに感じます。
アルミフレームながらシートポストを固定するバインダーは内蔵となっています。内蔵している部分のシートチューブは鍛造となっており、非常に手が込んでいます。
内蔵のバインダーとシートステーの接合部のオフセットにより振動吸収性が大きく向上しました。
こちらはBlack Pearlというカラーリング。黒ながらパールが輝いています。シルバーとガンメタの2本のラインが大人です。
対照的なカラーリングのSherpa。
優しいメタリックなピンクにブラックのラインが印象的です。ジロ・デ・イタリアのマリアローザを彷彿とさせます。
◆ CAAD13 Women’s 105
¥180,000-(税別)
女性向けモデルもございます。サイズは44と48の2サイズの展開となります。店頭には44を展示しております。
女性向けということで、ハンドル幅やサドルが女性に適したものでアッセンブルされています。
Champagneというカラーリング。シャンパンゴールドが上品ですね。ピンクと青みがかったブラックのラインが入ります。
それぞれ店頭にて展示しておりますので、ぜひ実際のカラーをご覧いただければと思います。
2020年の新ロゴが入ったジャージも入荷しております。2020年のバイクには新ジャージのデザインがぴったりです。
こちら も合わせてご覧ください。
2019.Jul. 27
待ちに待った梅雨明けとなり、本格的な夏を迎えるのみとなりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
キャノンデール横浜ベイサイドでは、ついにキッズバイクが入荷いたしました。梅雨の終わりと同様に待っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
24インチと20インチのモデルが入荷しましたのでご紹介いたします。
◆ KIDS QUICK 24″
¥42,000-(税別)
24インチでクロスバイクのモデルがこのKIDS QUICK 24。オレンジ寄りのレッドが鮮やかです。タイヤは若干細めで、車体はなかなか軽量です。持ってみると軽いのがすぐにわかります。
◆ KIDS TRAIL 24″
¥45,000-(税別)
24インチでマウンテンバイクのスタイルのKIDS TRAIL 24″。ディスクブレーキが出すぎたスピードをコントロールします。舗装路だけでは飽き足らないキッズは迷わずこちら。
◆ KIDS QUICK 20″
¥40,000-(税別)
深めのブルーがきれいなKIDS QUICK 20″。20インチモデルも同様に軽量です。
◆ KIDS TRAIL FREEWHEEL 20″
¥29,000-(税別)
今年新モデルとして登場したKIDS TRAIL FREEWHEEL 20″。20インチでBMXライクなスタイルです。シングルギアでアップハンドル、太めのスリックタイヤが元気な走りを支えます。
すべてのモデルにキックスタンドがあらかじめ装着されています。今年も良いカラーとモデルがそろっております。
店頭に展示しておりますので、ぜひお子様とご一緒にお越し下さい。サイズのご相談などお気軽にスタッフまでお問合せください!
2019.Jul. 23
CAAD13の試乗をする機会がございましたので、乗った際の印象をお話しようと思います。
2020年新モデルのインプレッション、
SuperSix EVO
Topstone Carbon
も合わせてご覧下さい。
今回試乗したのは、CAAD13 Disc Force eTap AXS。
ホイールはHollowgram 45 Knot カーボンホイール、ハンドルはHollowgram SAVE Carbonがアッセンブルされたフラッグシップのモデル。タイヤは28cが装着されています。
第一印象は非常に滑らかな乗り心地。リアバックのルックスが大きく変わりどんなものかと思っていましたが、CAAD12を超えるリアのしなやかさとなっておりなかなかびっくりしました。従来の一般的なカーボンオールラウンドのバイクとほぼ同じかそれ以上のしなやかさ。もはやエンデュランス・アルミのシナプスかな?というぐらいです。28cタイヤの影響もあるのは確実ですが、フレームの変形を体感できたのも事実です。。今回のCAAD13はシートステーをしならせず、シートステーがシートチューブを押してしならせて振動を吸収しています。なるほど。
ペダリング時の感触に関しても大きな違いを感じられました。踏み始めのトルクが掛かり始めるタイミングはしなりを感じ、中間~後半の最大トルクが発生するタイミングでCAAD13の隠された本領が発揮される、そんなイメージ。奥の踏ん張りが効いています。いままでのアルミフレームには無かった感覚、踏み始めから踏み終わりにかけての「奥行き」を感じました。無機質な硬さではなく、人間の感覚に合わせた伸びのある剛性の演出。振動吸収という点以外でもカーボンフレームに近づいたのは本当に驚きでした。前後12ミリのスルーアクスル化をして必要以上にかっちりするものと思いきや、予想外の感触です。
CAAD12とCAAD13で数値上の剛性は変わっていないようです。が、伸びのある加速というとても大きな武器を身につけたCAAD13はアルミ至上最高と言ってもいいのでは、と感じました。
試乗した際はそんなことを考えながら程よい勾配の坂を登っておりました。その後もちろん下りを下るわけですが、前述の乗り心地と若干の重心の低さを体感。CAAD12に比べ少々腰高感が薄らいだ印象。一瞬グラベルにも突入しましたが、前輪・後輪ともに暴れ狂う様子はありません。Hollowgram SAVE Carbonハンドルもいい仕事をしてくれているようです。ハンドリングのニュートラルさも実感。グラベルでのコーナリングで予想していたタイミングでちょうど後輪が滑り出しました。挙動も自然です。
アルミフレームながら上品で、ただライダーの要求に正確に応えてくれる、単純に優等生という言葉で片付けてはならないフレームでしょうか。ただ硬いと感じるフレームが速いとされる時代はとっくに過ぎ去り、バランスに優れたフレームが良いとされ始め、さらにその上にある世界へ連れて行ってくれそうなアルミフレーム。CAAD13、良いです。
店頭にもCAAD13を展示しております。車体各部の詳細画像を乗せた記事もございます。こちら もご覧下さい。メーカー在庫もかなりそろっておりますのでぜひご相談下さい。
2019.Jul. 21
先日発表された新型EVOがそのパフォーマンスで話題を席捲しているのは皆様もご存知の事と思います。
しかし、その高性能と引き換えに新型のEVOからは大事な物が一つ失われているのです。
その大事な物とは何か。
カタログを見ればおわかり頂けるでしょう、リクイガス以来の長きにわたってキャノンデールファンの皆様が魂に刻み込んできた、あのグリーンのカラーリングが失われていることを。
そんなわけで新型がリリースされた今だからこそ注目したい先代EVOのレプリカカラー。
これが最後の機会ですので、僕らもとっておきのサプライズをご用意するべく方々手を尽くしました。
本当の本当に最後の入荷、2018年のSUPERSIX EVO Hi-MOD DISC、48サイズと54サイズ各一台がスペシャルクリアランスプライスでのご提供です!
■SuperSix EVO Hi-MOD Disc Dura-Ace
¥720,000 → SPECIAL CLEARANCE PRICE!
やはりこのホリゾンタルなシルエットに魅了される方も多いはず。
ルックスもさることながら、パーツスペックが現行EVOのHi-MODと比較しても遜色ないのがこのバイクの素晴らしいところです。
ブレーキは油圧ディスクですし、コンポーネントはR9100系デュラエース。
シートポストはもちろんSAVEカーボンシートポスト。
ホイールは今年のラインナップでも一部の上位グレードが装備している35mmハイトのHOLLOWGRAMカーボンホイール。
これもまた良いもので、メディア向けの試乗会でスタンダードEVOやCAAD13が絶賛されていたのはこのホイールによるところも大きいのではと個人的には思っています。
チューブレスに対応しているのも素晴らしい点です。
先述の通り、48サイズと54サイズがそれぞれ1台限り。
また、リムブレーキフレームのアルテグラ完成車も一台のみご用意がございます。
■SuperSix EVO Hi-MOD ULTEGRA
¥490,000 → SPECIAL PRICE!
52サイズ一台のみとなります。
こちらも非常にレアなバイクですので、お探しの方はお早めにどうぞ。
皆様のご来店お待ちしております。
2019.Jul. 20
2020年ニューモデルの中でも非常にお問い合わせが多いTOPSTONE CARBON。
EVOやCAAD13と同等か、あるいはそれ以上に注目を浴びているというのは僕らもひしひしと感じていました。
今回はこのモデルにもバッチリ乗ってきました!
まずは座学から。
新型EVOやCAAD13にも共通する設計思想ですが、下からの突き上げの際、シートステーがシートチューブを押すことでリア三角全体がしなるようになってます。
そこにキングピンを加えることで、ロード以上のフレックスを実現したのがTOPSTONE CARBONというわけです。
キングピンの位置はフレームサイズごとに全く異なっているように見えますが、これはシートチューブの中心に配置するため。
こうすることにより最大限のフレックスが生まれます。
バイクの開発にあたって、適切な柔軟さを突き詰めるのが最も苦労したポイントだとか。
というのも、柔軟な方が好ましいのは確かですがあまりにも柔らかいと唐突にフィーリングが悪くなる領域があることがわかったからです。
そのギリギリを狙うためシートチューブの太さはサイズごとに変えてあったりします。
これにより、各サイズで想定される体重に応じたセッティングを実現。
開発には4年を要し、制作したプロトタイプの数は29台にも及ぶとのことでした。
話を聞いているうちにうずうずしてきたので、試乗1台目はTOPSTONEをチョイス。
おなじみの山本カズさんの案内で一行はグラベルへ。
荒れた路面に入って感じるのは後輪のトラクションのすごさ。
ぬかるみの上、浮いた砂利、崩壊したアスファルト。
普通なら制御に難儀するセクションのオンパレードでしたが、全く後輪が滑る気配がありませんでした。
このトラクションは本当にすごいと思います。
試乗したバイクはFORCE eTap完成車だったのでSAVEハンドルが付いていたのですが、これも素晴らしかったです。
かなりガレているところを結構なスピードで走っていくので、正直怖さを覚える時もありましたが、それでも意外とついていけてしまう。
SLATEのようにサスがついているわけではないですが、はっきりと体感できるレベルで振動をカットしてくれている感がありました。
SAVEハンドルが仕事をしているのはもちろんですが、フォークコラムをテーパーではなくあえてストレートの物を採用しているという話を聞き、更に納得。
グラベルも楽しかったですが、実を言うとアプローチで舗装路を走っている時の方が驚きが大きかったです。
とにかく乗り心地がいい。
座っているのにお尻の接地感を感じないような、不思議な感覚です。
グラベルで感じたトラクションのすごさがそのまま乗り心地に変換されているようなもので、これほどのシルキーさはかつて味わったことがありません。
それでいながら巡行スピードも普通に速くて、かったるく感じるなんてことは全くありませんでした。
グラベルバイクだからグラベルに持っていかないと楽しくないのでは?
そんな心配はこのバイクには無用、TOPSTONE CARBONは舗装路でも楽しめます!
先日入荷した105完成車は早々に売れてしまったのですが、近々再入荷の予定です。
このバイクについて興味があるという方は是非店頭でお尋ねください。
今回書かなかったことまで熱く語らせて頂きます。
■11月9日追記
試乗車ご用意しました!
2019.Jul. 19
乗る前から感じるバイク自体の軽さ。やっぱりEVOはこうじゃないと、というライダーの期待に応えるかのようです。
踏み込んだペダルがよどみなくストンと落ちていく感覚。そのペダルに対するバイクの反応はとてもニュートラル。剛性の高さを誇示するのではなく、トルクに対してスッとバイクが前に出ていく。この癖のないEVOらしい軽快な踏み味は健在で、これを感じた時にはもう満面の笑顔でした。そう、EVOってこれだよね!ってね。
実際フレームはかなりの高剛性なはずで、反応の速さは他メーカーの硬さが売りのフラッグシップと比較しても遜色ありません。なので踏み込みに対して「パリッと」だったり「カツンと」などの硬質な反応を感じてもおかしくないはず。それがなぜかEVOにはありません。どちらかと言えばしっとりとした、などと表現するのが正しいようなしなやかな乗り味に感じます。
ただ、実際の加速は暴力的です。とくにEVOは初代から登りが恐ろしく進むバイク。トラクションの高さとその進み方で登りでもどんどん加速します。明らかに変わったのは加速の後のバイクの伸び。空力の凄まじい改善がこれを可能にしているのだと想像しますが、平坦・下りでこの伸びは顕著です。
前EVOからハンドリングに癖がないのでどれだけ下りでかっ飛ばしても怖くありませんでしたが、頭を低く低く下げたダウンヒルポジションでどんどんスピードが伸びていきます。空を飛んでるかのように進んでいきますが、接地感はしっかりあって安定しているので不安は一切ありませんでした。
ちなみによくある風洞実験+パワーデータの話ですが、前SUPERSIX EVOよりも48.3km/hで30.0w削減。これってとんでもないことです。
同じ実験では、T社Em○ndaよりも42.0w、C社R●よりも11.4w、S社T◆rm◆cよりも8.7w低い出力で速度維持が可能とのこと。
サドルから感じる路面情報は非常にソフト。これは乗った瞬間に感じます。前EVOでも快適性は相当に高かったですが明らかに進化しています。実際、快適性は18%向上しているとのデータもあります。
賛否両論あるドロップシートステーですが、伝統から脱却した新しいキャノンデール、ということで目をつぶっていただければと思います。ぼくは見た目も好きですが。
まずは空力が高まります。フロントフォークにシートステーが隠れるようになるからです。続いて後三角が小さくなることで剛性が上がり硬くなるのではないか?と思いがちですが、ホイールからの衝撃がシートステーに伝わりシートチューブ中央を後ろから押してしならせることでサドルの快適性を高めているようです。
全てのライダーに自信を持ってオススメできるバイクに仕上がっていると断言できます。登りが嫌い!なんて方でも空力が良くて軽いので平坦でも楽しめますし、むしろ登りが好きになってしまうかもしれません。レースシーンで使っていただくとこのバイクの真価を味わう事ができると思いますが、軽快な乗り味とスムースな乗り心地はファンライドにも最適かと。
Cannondaleが目指していた「完璧なバランス」はさらに進化し、エアロまで手に入れた極上のロードバイク。新しいSUPERSIX EVOを一言で表すとこんな感じです。
ちなみにHi-ModだけでなくStd-Modにも乗りましたが、なんの不満もありません。はちゃめちゃにいいです。フレームのカラーリングでの好みや重量をそんなに気になさらない方にはこちらも非常にオススメです。
キャノンデール横浜ベイサイド店頭でもだいぶ揃ってきました。お時間ございましたらご来店いただき、実際に新しいSUPERSIX EVOをご覧ください。
まだまだSUPERSIX EVOを言語化しきれていないと感じておりまして、微妙なニュアンス的な部分は、スタッフ全員それぞれ試乗してきておりますのでそれぞれに聞いてみてください。
2019.Jul. 16
話題沸騰のアルミレーシングバイク・CAAD13を店頭に展示しておりますのでご紹介いたします。
フルアルミ・ロードフレームの魅力にとりつかれている私も、この「CAAD13」を直接目にする日を待ちわびておりました。キャノンデールといえばアルミ。その期待にどうキャノンデールが応えてくれるのか。ぞくぞくします。
性能面での向上点や詳しい説明はこちら をご覧下さい。
◆ CAAD13 Disc 105
¥210,000-(税別)
こちらの車体はサイズが54、MANTISというカラーリング。メタリックで深みのある渋めなカラーとなります。2019年モデルで好評だったTOPSTONE等のVUG(ヴァルカングリーン)とはまた違う色味となっています。
全体的にフレームの形状はエアロになり、ディスクブレーキを装備し、それでいて軽量だったCAAD12に比べフレーム単体で60グラムほどしか重量が増していないというのは驚きです。エアロダイナミクスの大幅な向上とディスクブレーキの装備というメリットと比べれば、60グラム増など無視して問題ないレベルと考えます。
一言で言い表せない色と非常にシンプルなグラフィックが、パーツやウェア選びに対しての好奇心を掻き立てます。
CAAD13への進化で最初に目につくアップデート部分であるシートステーのオフセット。キャノンデールが得意とする乗り味のなめらかさと剛性の両立にさらに磨きがかかりました。
シートポストの固定は、SYSTEMSIX・新SUPERSIXと同様内蔵されたバインダーで行います。新設計のD型断面「KNOT 27 シートポスト」と内蔵バインダーにより、大幅に振動吸収性が高まりました。シートポストには防水のラバーバンドも装着されます。
シフトワイヤーの入口は、ダウンチューブ上部に配置。空気抵抗の低減に寄与します。
電動や無線のコンポーネントで運用する場合、付属するカーボンのカバーを使用します。
ブレーキホースはスムーズにフレームへと入っていきます。
BBの規格は前モデルと同じBB30aが採用されています。ベアリング・スピンドル等のパーツはCAAD12と共通です。
わかりづらいですがシートチューブはより左右非対称なデザインとなりました。
ちなみにタイヤは最大30mmまで装着が可能です。
前後スルーアクスルは、ホイールを素早く脱着できるようSpeedReleaseとなっています。
ダウンチューブ上のボトルケージ台座は2ポジションから選べます。
目立たない場所にボルト穴が複数ございます。フルフェンダーなどの装着が可能です。
大変貌を遂げたCAADですが、価格はとても控えめな21万円。シマノ105のディスクモデルでこの価格は魅力的です。
店頭にて展示しております。一度直接ご覧下さい。