2018.Aug. 4
キャノンデールのアイデンティティと言えば真っ先に思い浮かぶのが“ Lefty ”
という方が多いのではないでしょうか?そんなLeftyがモデルチェンジを果たしました!
“Lefty OCHO” OCHO(オーチョ)とはスペイン語で8を意味する言葉で8代目のLeftyと言う事になります。
今までのラインナップが並ぶと圧巻ですね!
私はモデルごとに色々と、当時の事を思い出してしまいました。
まず最初に目を引くのはシングルクラウン構造になったこのルックス。
初めて目にした時は衝撃が走りました 笑
見るからに軽量になった事が分かるこの画像、前モデルから250gもの軽量化に成功。
カーボンモデルで1446g!!ライバルに負けず劣らずの重量です。
特筆すべきは新開発の”チャンバーダンパー”になり、Leftyにコンプレッション調整が付きました!!
今まではロックアウトは出来ても、細かなコンプレッション調整が出来ませんでした・・・
”勝つ為に必要”なコンプレッション調整が付加された事が私的には一番のトピックスでした!!
このLefty OCHO、実は新しくなった”F-Si”の為に開発されたと言っても過言ではありません!
と言う事で、次に全てが新しくなった F-Si のご紹介。
F-Si Hi-MOD Carbon 1
フォークが変わったのはもちろんの事、フレームも大幅に更新されています。
一番大きい変更点はジオメトリー、約1°寝かされたヘッドアングル、
さらに短くなったチェーンステイ長により、下りでの安定性、登りでのトラクション性能が向上。
もちろん軽量化も抜かりなく、これ以上はもう無理なんじゃないかと思っていた旧モデルから
なんと約80gの軽量化を達成!たった80gと思われるかもしれませんが約1割の軽量化を達成。
1割の軽量化と聞くと、おぉってなりますよね。
フレーム重量はMサイズ、ペイント込みで約900g。下手なカーボンロードフレームよりも軽量です。
先にお話ししたチェーンステイ長は427mm、29erバイクでフロントディレイラーレディ。
このスペックで長さを可能にしているのはCANNONDALEだけのAiオフセットドライブトレインで、
ホイールのオフセットも変わり、多段ホイールの宿命”オチョコ”が無くなり
Boost規格と相まって大径ホイールの剛性不足も解消と隙がありません!
先日、展示会にて試乗させて頂く機会がありましたので所感を少々。
まずは登坂性能から。短いチェーンステイ長、SPEED SAVEのおかげで非常に軽快に登る事が出来ました。
特筆すべきはトラクション性能!ルーズな路面で多少ラフなペダリングでも
トラクションの抜けを全く感じさせません!登りが苦手な私でもテクニカルなセクションをクリアーする事が出来ました。
次に下り性能、近年WCサーキットでは下りの難易度が上がり続けています。
そのサーキットに対応するべく進化したジオメトリーを身を持って体感してまいりました。
一言で表すと “ 最高 ”の一言です!
下りには多少自身のある私が言うんだから間違いありません!!
まず一番に実感するのは安定感。
寝かせたヘッドアングル、F-Siの為に設定されたOCHOオフセットにより
伸びたフロントセンター長が安定感を生み出します。
トレイル量も絶妙に設計されており、軽快なハンドリングがその気にさせてくれます。
熟成されたジオメトリーは29er初期のネガティブな操作感を全く感じさせません。
軽快な取り回しで右へ左へ縦横無尽、わざと轍を越えるラインでラインチェンジ等色々と試しましたが
Lefty OCHOが真価を発揮、スムーズなストロークでギャップをいなしバイクを前へ進めます。
いや~、いま思い返しても本当に楽しい時間でした。
と言う事で簡単ではありますがFS-i & Lefty OCHOについて書かせて頂きました。
まだまだ書きたい事は非常に沢山ありますが長くなってしまうので
続きは店頭でお話させて頂ければと思います。