2019.Dec. 2
いよいよキャノンデール2020年モデル試乗会が今週末に迫ってきました。
今回ご用意している車種は皆様の目から鱗を落としまくるであろう車体ばかりなのですが、その中でも一番度肝を抜かれるバイクと言えばやはりTOPSTONE CARBONでしょう!
既存のグラベルを遥かに凌駕するトラクション性能とシルキーな乗り心地には衝撃を受けること間違いなしです。
それらをもたらしているのが話題のKingPinサスペンション。以前もお話させて頂きましたが、本日はこのメカニズムを改めてご紹介。
一般的なバイクはシートステーとチェーンステーをしならせて上下のフレックスを生み出していますが、新型Supersix EVOやCAAD13ではまったく違うアプローチをとっていて、シートステーを非常に硬く作ってあります。
こうすることで、下からの突き上げがあった際にシートステーがシートチューブを押し、結果リア三角全体がしなるようになってます。
EVOとCAAD13の自然な乗り味と高い快適性の秘密もここにあります。
TOPSTONE CARBONではそれをさらに推し進めて、シートステーとシートチューブの接合部にベアリングを設けました。
これがキングピンサスペンションのキモとなる部分。
ベアリングそのものはわずか2度ほどしか動かないそうですがフレックスの向上に大きく貢献、TOPSTONE CARBONの後輪は最大で3cmもの可動を備えるに至りました。
単に乗り心地がよくなるだけでなく、乗車中は体重に反発する力が常に働いているので後輪のトラクションも大きく向上します。これがサスペンションと銘打っている理由です。
チューブの横幅やキングピンの位置などはフレームサイズによって大きく異なっています。
これは単にフレックスを最大限にするのが目的ではなく、適度な柔軟性を突き詰めた結果なのだそうです。
というのも、柔軟な方が好ましいのは確かですがあまりにも柔らかいと唐突にフィーリングが悪くなることがわかったからです。
この部分が開発にあたってもっとも苦労したポイントで、4年の開発期間の間に制作したプロトタイプの数は29個にも上るのだとか。
TOPSTONE CARBONの「物凄くしなやかなのにとても良く進む感じ」はこういったアプローチで実現しました。
発売間もないうちから国内外のグラベルイベントで勝ちまくったりと話題性抜群のTOPSTONE CARBONですが、そんな開発史を知ってから乗るとまた違ったフィーリングを得られるんじゃないかと思います。
その革新性はオフロードだけでなく舗装路でも存分に感じていただけるはず。
ぜひ今週末の試乗会でTOPSTONE CARBONをお試しください。
ご試乗頂いた方にはスペシャルな特典もご用意しています!
皆様のご来店お待ちしております。