2022.Mar. 5
Supersix EVOがベースのグラベルバイクと言う事で大注目を浴びたSupersix EVO SE。
発表されたのは実に去年の夏の事でしたが、ようやく実車が店頭に並びました。
■Supersix EVO SE 46size ￥528,000-(税込)
Topstone Carbonがややハードなグラベルを攻めるためのグラベルバイクだとすれば、こちらが得意とするのは整ったオフロード。
Topstone Carbon＝ファンライド向き、EVO SE＝レーシングバイクという捉え方もできるかもしれません。
それだけ書くとライダーを選ぶ尖ったバイクだと思われることでしょうが、まったくそんなことはありません。
グラベルライドにおいて軽快感や路面との対話を重視するならEVO SEを、安全でラクな走りを求めるならTopstone Carbonを選んで頂くのがいいんじゃないでしょうか・・・というくらいの話です。
ロードバイク寄りのグラベルバイクが欲しいという方もSEの方が合っていそうです。
EVO SEにはLefty Oliverもキングピンもありません。
その代わりTopstone Carbonよりもずっと軽量です。
具体的にはTopstone Carbon Lefty 3の実測重量は10.5kg弱（Sサイズ、ペダルレス）です。
サス付きバイクとしては決して重くはないのですが、対するEVO SEの重量は写真の通り8.6kgでした。
Rival eTap Axs（それもフロントダブル）を搭載してこの重量というのは相当なものです。
それとご存知の通りEVO SEのフレーム・フォークは兄弟モデルのEVO CXと同一の物になっています。
少しパーツのアッセンブルを変えればシクロクロスバイクとしても使えるということですね。
Topstone Carbonシリーズでシクロクロスをやるのは流石につらいですが、こちらはSuper Xの後継モデルでもあるので本格的なレースにも対応できます。
実際EVO CXも海外レースでは結構いい活躍をしています。
それでは各部の詳細を見ていきましょう。
前述の通りフレームはSupersix EVOがベースですが、ヘッド回りの設計はEVOとは別物。
有難いことにブレーキホースがヘッドの中に入らないオーソドックスなスタイルになっています。
これのおかげで落車時のダメージ耐性やメンテナンス性は大きく向上。
ステムもハンドルもスタンダードな物なので、アップグレードに困る事はありません。
EVOと違ってSAVEシステムバーを使ってもホースを完全内装には出来ませんが、グラベルバイクにそれを求める人は少数でしょう。
ホイールはDT SwissのCR-1600 SPLINEをAiオフセット仕様にしたもの。
完成車に付いて来るホイールとしてはとんでもなくリッチです。
普通ならアフターで買うようなもので、国内での定価は税込10万オーバー。
DT Swiss内でのカテゴリはシクロクロス用なので前後セット重量1728gとなかなか軽量です。
スポークもエアロスポークですし、ハブは有機的な形をしていて高級感がありますね。
もちろんチューブレスレディ対応、内幅も22mmと昨今のトレンドを押さえたスペックです。
珍しいことにカラーサドルです。
完成車のサドルって黒ばかりなのでとても新鮮ですね。
バーテープも同色の物が付属しています。
いかにもグラベルらしい渋めのグリーンが淡いミント色のフレームに抜群にマッチしています。
カルチャー系の洒落たウェアを着ろとバイクが語り掛けてきているかのようです。
キャノンデールのグラベルラインナップがまた一つ充実。
選択肢が増えて大変喜ばしい・・・といいたい所ですが入荷台数が劇的に少なく、ご予約頂いた分を引いたフリー在庫は46サイズ1台のみです。
少なくとも今年度は次回入荷が無さそうなので、サイズが合う方はお早めにご検討頂ければ幸いです。
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
当面の間、毎週木曜日の定休日に加え第１・３水曜日（祝日は営業）を休業日とさせて頂きます。
詳しくはSHOPカレンダーにてご案内させていただきます。
ご不便をお掛け致しますがご了承の程よろしくお願い申し上げます。