2019.Feb. 3
今期、注目度の高いThe SE Collection。SYNAPSE、SLATE、TOPSTONEとともにラインナップされているのがこのCAAD X。
ロードバイクで走る、と言う事について新しい道を切りひらくという観点からパーツアッセンブルされたコレクションです。オンロードだけではなくオフロードでの走破性の高さを合わせ持つキャパシティーの広さが特徴です。
そんなThe SE Collectionに唯一シクロクロスカテゴリーから選ばれているのがCAADX Tiagra SEです。
「シクロクロスレースバイク」というよりも「汎用性の高いアドベンチャーバイク」といった方がこのCAADX Tiagra SEを正しく言い表していると思います。すでにロードバイクをお持ちの方には全く新しいルートを走れる楽しさを感じていただけるはずです。
最近はレースバイクでもプレーンなカラーリングが人気ですが、オンでもオフでもカジュアルな装いでも似合うようなカラーリングのバイク。Graphiteという渋めのメタリックグレーとでもいいましょうか。いい色です。
スペックされるコンポーネントは名前の通りSHIMANO Tiagra。信頼性の高い10sコンポーネントです。
ブレーキはSHIMANO製ではありませんが、Promaxのワイヤー式両側からパッドがローターを挟み込むタイプですので満足度は高いと思います。ローター系は前後160mmで制動力も高いです。ちなみにいわゆるディスクロードは、前後かリアのみかはバイクやライダーによって異なりますが、140mmを使う事が多いです。
サドルも評価の高いfabric Scoop Radiusがアッセンブルされています。
タイヤもシクロクロス車らしいブロックパターン、と言いたい所なのですがちょっと違っていまして、ここがCAADX Tiagra SEの特徴的なところでもあります。
通常シクロクロスでは33cの幅のタイヤを使用します。特にJCF、日本自転車競技連盟開催の競技ではレギュレーションとして決められています。が、このCAADX Tiagra SEには37cが装備されています。そう、いわゆるシクロ車よりも太いのです。
つまりどういうことかと言うと、このバイクの一番の開発目的が「レース」ではないということ。レースバイクであるCANNONDALEのSuperXには33cのタイヤが装備されています。レースよりもむしろ週末のアドベンチャー、そして普段は万能のコミューターバイクとして町乗りにも使ってもらいたい!というのがCANNONDALEの考えるCAADX Tiagra SEではないかと考えるのです。
実際にCAAD Xにはキャリアやフェンダーなどが取付けられるようにダボ穴がたくさん用意されています。ハンドリングもレースバイクほどクイックではありません。
話を37cのタイヤに戻すと、やはりエアボリュームが大きいメリットで乗り心地もよく、グラベルなど幅広いシーンで活躍してくれます。もちろん町乗りでも横浜周辺はアスファルトの荒れている箇所も多いのでこのタイヤは有用です。
ただし、レースで使えない訳ではありませんし、むしろガンガン使ってもらいたいと思っています。JCFのルールが関係ないシクロクロスイベントも多く開催されていますし、いわゆるロードバイクのレースよりもアットホーム感の高いイベントが多いです。有名なところだとバイクロアなど。JCFやUCIルールが適用される場合にはタイヤを変えればいいだけです。
自転車で思いっきり走るのはものすごい楽しいですし、それがアスファルトではなく芝や泥の上ですとちょっと転んだ時のケガのリスクもかなり低くなります。
まずはバイクに慣れるためにも普段から使っていただき、いつかはシクロクロスデビューなんて楽しいじゃないですか!ぜひレースデビューにもCAAD Xで走ってみていただきたいです。
CAADX Tiagra SE ¥140,000-(税抜)
SYNAPSEやTOPSETONEと並べて、どれがいいのかと悩みに悩んでご相談いただくお客様が非常に多いです。スタッフにそのお悩み聞かせて頂ければライフスタイルに合う一台がご提案できるかと思います。The SE Collection、なるべく展示するようにしております。店頭でご覧ください。