2019.Sep. 1
2020年モデルでひときわ目立つTopstone Carbonのシマノ 105仕様の車体をご紹介いたします。
インプレッション記事もございます。ぜひご一読下さい。
2020ニューモデルインプレッション~TOPSTONE CARBON~
■TOPSTONE CARBON 105 ¥275,000- (税抜)
近年多様化が著しいグラベル界ですが、砂利道やジープロードを楽しく走れるだとか、積載量を生かしてキャンプや旅行を楽しむといった要素は既に当たり前になっています。
現在各メーカーが模索しているのはその先です。
既存のバイクにプラスアルファを追加するブランドもあれば、全く新しいものを提案するブランドもあります。
TOPSTONE CARBONはいまだかつてない、全く新しいグラベルバイクです。
このバイクの最大の特徴はKingPinサスペンションと名付けられたリアトライアングル。
シートステーとシートチューブがアクスルピボットで接続されていて、上下のステーとシートチューブが従来よりも大きくしなります。
最大でなんと30㎜稼働するようになっています。
これに合わせてシートステーやシートチューブ下部はかなり大胆に扁平させています。
これまでSUPERSIX EVOやSYNAPSEなどに採用されてきたSAVEステーも同じような発想でしたが、ピボットを設けることでさらに積極的にしならせようということです。
これがもたらすのは大幅な乗り心地の向上・・・だけではありません。
むしろ注目するべきは既存のバイクをはるかに凌駕する後輪のトラクションです。
MTBのサスペンションと同様、しなったフレームには戻ろうとする力が常に働いていますから、後輪を地面に押し付ける力が普通の自転車よりも非常に強いんですね。
スリッピーな急坂で踏み込んだ時にずりっと滑ってしまうようなことは大きく減るでしょうし、バンピーな路面でも跳ねなくなったりする効果が見込めます。
もう一つの特徴はF-Siなどにも採用されているAIオフセットフレームデザインが採用されている事。
AI(アシンメトリックインテグレーション)とはドライブトレインを6㎜外側にオフセットさせたフレーム、ホイールのトータルデザインのことです。
この設計がもたらす恩恵はここでは語り切れないほど多岐に渡るのですが、その一つにチェーンステーを短くできるというのがあります。
チェーンステーが短いと何がいいのか。
非常にざっくり言ってしまうと、軽快感、加速、振り回しやすさなど自転車の「楽しさ」に関わる性能が向上します。
TOPSTONE CARBONのリアセンターは全てのフレームサイズがSYNAPSE CARBONと同じ415㎜。
700×40cまでのタイヤクリアランスを許容しているバイクとしては信じられない数字。グラベルバイク全体で見てもこのバイクよりショートステーなバイクというのは少ないと思います。
ロードバイクに比べるとモッサリした乗り味だろうなあと思って乗るといい意味で裏切られること間違いなしです。
走りの性能とは直接関係ない部分ですが、このTopstone Carbon 105にも今期多くのCannondaleバイクに取り付けられているGARMIN製のホイールセンサーが付属しています。
手持ちのサイコンとペアリングさせることも出来ますし、これと連動する純正アプリもご利用頂けます。
アルミのTOPSTONEとは全く異なる進化を遂げたTOPSTONE CARBON。
グラベルバイクとは思えない軽快感は舗装路・未舗装路を問わずライディングを楽しいものにしてくれます。
ドロッパーポストを取り付けて更なるオフロードに身を投じたり、多くのダボを生かしてウルトラロングライドの相棒にしてみたりと楽しみ方は様々です。
既にロードやMTBをお乗りの方も、セカンドバイクとしてTOPSTONE CARBONに乗ってみませんか。
きっと新しい世界が開けてくると思います。
キャノンデール横浜ベイサイドでは、9月7日(土)、8日(日)の2日間で試乗会を開催いたします。
cannondale・2020年モデル試乗会開催+特典あります!
試乗車の中にTopstone Carbonももちろんございます。この機会にぜひお試しください。