2023.Dec. 25
バイクのメンテナンス、最近していますか?
変速の調子が悪い、ブレーキの音鳴りなど、すぐにわかるような場所以外もしっかり診てみると意外に傷んでいたりします。
本日は具体的なチェックポイントのいくつかをご紹介。
まずはチェーン。
交換時期を超えて乗り続けている方が意外なほどに多いです。
伸びたチェーンは変速不良の原因になるのはもちろんのこと、チェーリングやスプロケット、プーリーの摩耗を招きます。
歯が摩耗すると歯飛びという症状が起き、ダンシング時などにバランスを崩して落車してしまうかもしれないのでとっても危険。
チェーンリングやスプロケットを交換するとなれば、必要な費用はチェーン交換の数倍となってしまいます。
洗浄と注油をマメに行ってチェーンの寿命を延ばすこと、伸びたチェーンは潔く交換することが重要です。
最近はワックス系のルブも人気があって、扱いが楽な割に性能が高くておすすめです。
次はヘッド回り。
汗や雨、砂埃で汚れていることが多いです。
綺麗にクリーニングして、防水性の高いグリスを適量塗ります。
この時ヘッドのベアリングがゴリゴリになっていたら交換してあげましょう。
意外にもヘッドのベアリングはダメになりやすいです。
BBやホイールのように同じ方向に回り続けるよりも、違う方向に行ったり来たりする方がダメージが大きいのです。
BB、クランク回り。
キャノンデール純正のホログラムクランクは専用工具の「KT013」を使って外します。
その模様は過去のブログ記事をご参照ください!
このKT013は当店でも人気上位のアイテムなので常時店頭に在庫するようにしています。
自力でクランクを脱着するためには必須アイテム。お値段は税込3,300円です。
スピンドルを抜きました。
過去に何度か書いていますがBB30系列の異音の原因はスピンドルの摩耗であることが多いです。
触ってみてベアリングとの接触部に段差が出来ていたりしたらアウト。
定期的なグリスアップを行う事で寿命を大幅に伸ばすことが出来ます。
ここのグリスはワコーズのブレーキプロテクターが指定されているのでお忘れなく。
BBのベアリングもゴリゴリになっていたら交換です。
スピンドルほどではないですが、ベアリングも異音の原因となる事があるのでクランクの整備ついでにチェックするのが吉です。
スピンドル、ベアリングともに4,000円弱ですので、交換しても懐の痛みは少ないです。
ブレーキ関係はディスクブレーキが主流になってからチェックするところが増えました。
言うまでもないですが最重要の保安部品ですので重点的に確認しましょう。
まずはパッドの残量。シマノの指定では厚みが0.5mm以下になったら要交換。
経験的に2000~3000km程度で寿命となることが多いです。
残量を気にせずに乗っていると深刻な事態を招きます。
上の写真は限界を超えてなお使い続けたパッドですが、ここまでくるとキャリパー自体の交換が必要になる場合があります。
こうなる前にこまめ状態をにチェック!
パッドよりは減りが緩やかですが、ローターも摩耗します。
シマノの場合はローターの厚みは1.5mmまでが許容範囲。
マイクロメーターで計るのが望ましいですが、触ってみて段差が出来ていたらおおむねレッドゾーンです。
ブレーキフルード(オイル)の状態も確認します。
かなり極端な例ですが、ブレーキダストが混入したり過熱で劣化すると上のように変色が起きます。
ここまで劣化しているとエア噛みを併発していることも多いですね。
こういった状態からオイルを交換するとブレーキタッチが劇的に改善されます。
新品のシマノのフルードはこんな感じの綺麗なピンク色です。
オイル交換の頻度はライドスタイルや走行距離にもよって変わりますが、シマノ、MAGURAなどのミネラルオイルでは年に一回。
SRAMなどのDOTフルードは半年に一回の交換が推奨されています。
こうして何かトラブルが起きる前に、部品交換や調整ができると安心して気持ちよくライドできますね。
レースに出たり複数人でライドするような時に、整備不良で何か起きてしまうと周りも巻き込んでしまいます。
安全で快適な自転車生活には定期的なメンテナンスは欠かせません。
そういえばずっとメンテナンスをしていないなという方にはオーバーホール作業がおすすめです。
1からしっかりバラして組み付けるので、バイクが生き返ったようにシャキッとします。
オーバーホールは随時受付中です。
冬はあまり乗らないという方は年明けからやって頂くのが良いかもしれませんね。
オーバーホール受付中!
2023.Dec. 18
従来のHi-Modの更に上をいく、ハイエンドを超えたハイエンドという位置づけのLAB71。
Supersix EVOの最上位グレードのことを指すと思われている方もいるかもしれませんが、実はいろんな車種に設定されているんです。
国内のラインナップではEVO以外にTopstone CarbonのLAB71というのが存在します。
完成車は存在せず、販売されたのはフレーム単体のみ。加えて入荷数量も極少ということで実車を拝む機会はなかなかありません。
今回はそのTopstone Carbon LAB71を組ませて頂きました。
グラフィックはEVO LAB71のデュラエース完成車のデザインを踏襲しています。
このデザインはいつ見てもカッコいい。
特に赤部分は色味が美しいだけでなく、イタリアンブランドもかくやというほど塗装自体の質が高いです。
写真を撮った日はちょっと曇り気味だったのですが、晴れている日はこの数割り増しくらいのキレイさになります。
見た目だけではなく、フレーム素材も別物。
ご覧の通りグラベルバイクとしてはかなり軽く仕上がりました。
今回特殊な軽量パーツは一切使っておらず、ここまで軽くなるとは思っていなかったので僕らもびっくり!
LAB71は伊達じゃないです。
コンポーネントは先日発売されたばかりの新型GRXをお選びいただきました。
出て間もない商品なので触らせてもらえてすごくありがたかったです。
新型GRXのラインナップは3種類のギアレンジから成り立っています。
・フロントシングルでほんのりナローレシオ(フロント40もしくは42、カセット10-45)
・フロントシングルでワイドレシオ(フロント40もしくは42、カセット10-51)
・フロントダブル(フロント48/31、カセット11-34 or 11-36)
これらにUnbeatable、Unstoppable、Undroppableという呼び名が付いているわけです。
今回フロントダブルにしたのは3つの中で最もトップスピードを出すことができ、なおかつケイデンスの維持もしやすい点を見込んでです。
舗装路ではトレーニング強度で走ることが多くて、今後グラベルレースにも出場するかもしれない。
そんなライダーにはやっぱりフロントダブルが正義だと思います。
タイヤはピレリのグラベル用タイヤ、Cinturato。もちろんチューブレス。
グラベルだけでなくMTB界隈でも最近評価が高いですよね、ピレリ。
デンジャーな路面でも安心して走れると評判です。
ホイールはこれまた新型GRXのWH-RX880-TL。
内幅25mmのフックドリムというだけで注目に値しますが、前後重量1400g弱と軽さの点でもかなり優秀。
オフロードで使う前提なのでシール性能や強度も高そう。
シマノらしいコストパフォーマンスの高さもあって、グラベルだけでなくロードで使う選択肢もありだと思います。
ハンドルはあえてフレア形状ではないロードバーをチョイス。
今となっては希少なHollowGram Save SystemBarとSave stemです。
どちらもメーカー完売のデッドストック品、しかもステムの方は普通に売られているものとは違うグラフィックでちょっとスペシャルな感じ。
このハンドルって割と優秀だと思うんですよ。
完全な一体型ハンドルと比べると重量は見劣りしますが、それらと違って角度調整やステム交換ができるというのが良いです。
ある程度のエアロ性能と振動吸収性も期待できますしね。
流行りの一体型はポジション調整に難があるのは否めないので、そのうちさらにブラッシュアップして復活してほしいものです。
なお今回のパーツチョイスはキャノンデールジャパンの山本カズさんのアドバイスを参考にさせて頂きました。
カズさんのバイクは実体験に基づいたセオリーに捉われないセッティングが満載でいつ見ても勉強になります。
お客様はご納車の翌日には早速『あたおか』ライドを決行されていました。
思っていたよりも全然速かったし、何より乗り心地がとんでもなく良くて驚いたとのことでした。
普段EVO Hi-Modにお乗り頂いている方にそう言わせるのってスゴいですね。
今後グラベル界でのご活躍もお祈りしています!
この度はありがとうございました。
2023.Dec. 15
新型105搭載のCAAD13が想像を上回る人気です。
先日デリバリーが始まったばかりだというのにメーカー在庫は早くもほぼ完売。
このモデルに関しては入ってきた数が少なかったというわけでもなく結構潤沢だったはずなんですが・・・
そんなわけで気になっていた方は早めに確保するのが良さそうですよ。
■CAAD13 Disc 105 BBQ ¥310,000(税込)
先日撮った写真が微妙だったので晴れた日に撮り直しました。
日が当たっていると見栄えが違います。
人気を博しているのはBBQカラーのカッコよさによるところも大きいのではないかと思います。
CAAD13はなぜここまで高い評価を得ているのか。
その理由の一つはアルミフレームにあるまじき乗り心地の良さにあります。
CAAD12からCAAD13になった際、特に性能が向上したと言われた部分です。
その快適さが何から来ているのかというと、シートポストの固定方法が特殊なんです。
というのもシートクランプではなくシートバインダー(押子)をフレーム内に埋め込むこんであります。
これによりシートポストの出しろが増えてシッティング時のしなりが増大するという仕組みです。
カーボンフレームでは今や当然の構造ですが、アルミフレームでの採用例は多くありません。
CAAD13に近い細身のフレームではさらに稀です。
しかもCAAD13に使われているのはただでさえ溶接が大変な6069アルミ。なのでこの構造を実現するためにとんでもない加工コストがかかっているとか。
アルミのキャノンデールの面目躍如と言ったところでしょうか。
新型105を触る機会も増えてきましたが、やっぱり変速性能の向上が目覚ましいですね。
ブレーキレバーも以前より握りやすくなっている気がします。
この前もお話ししましたが、このCAAD13に搭載されているドライブトレインは歯数がフロント50/34でリアが11-34というエンデュランス志向。
登り坂が苦手なライダーにはとにかくありがたいギア比になっています。
レースで使いたいという方はチェーンリングを大きなものに交換するのがいいでしょう。
後ろが大きいので54/40のような大きな歯が面白そう。今後のトレンドになる予感もします。
マットブラックの上にグロスブラックでロゴを入れる。
定番の手法ですがやっぱりカッコいいです。
既にメーカー完売も近いCAAD13 105、当店では48、51、54の各サイズがご用意可能です。
なおこのモデルは来年も続投が決まっています。
買ってすぐモデルチェンジしてしまうという心配は無用なので、安心してお乗り頂けます。
2023.Dec. 8
キャノンデールのTopstoneファミリーの中でもかなり人気のあるTopstone 2。
オリーブグリーンは在庫してたんですが、ミッドナイトカラーの車体が久しぶりに入荷しました!
■Topstone 2 Mサイズ ¥242,000-(税込)
パッと見は普通なネイビーなんですが光が当たるとラメが輝くとても上品で綺麗なカラー、ミッドナイト。
オリーブグリーンのいかにもグラベルバイクらしいアースカラーとは対照的。
みなさんどちらが好みでしょうか。
個人的には僅差でミッドナイトに1票入れたいですね。
ちなみにミッドナイトのMサイズは現在メーカー欠品中で次回入荷は2月頃となっております。
コンポーネントはGRX400を搭載。
油圧ディスクブレーキ& 10速とスペックとコスト的にちょうど良いパッケージです。
はじめてのスポーツバイクにもサブ機にグラベルバイクを、という方にもオススメできます。
後々のアップグレードやカスタムの楽しみもありますね。
ダボ穴が多く設けられているのでバッグ類やボトルケージが増設が可能です。
フェンダーやキャリアマウントもあるのでパッキングしてツーリングやキャンプなんかも行けちゃいます。
タフなアルミのTopstoneのキャラクターにマッチしてますね。
標準のタイヤは37C。
タイヤクリアランスは45cまでと広めに取られているのでさらにワイドなタイヤも履けます。
乗りながらどんなタイヤが自分に合っているか考えていくといいですね。
Mサイズの適応身長目安は170~180cm前後となっております。
オリーブグリーン(Sサイズ)も展示しているので2色見比べていただけます。
他サイズもご用意可能な場合がございますので、在庫やサイズのご相談等お気軽にスタッフまでお尋ねください。
2023.Nov. 24
街中でクリスマスツリーを見かけることが増えましたね。もうそんな時期かという気持ちと、まだちょっと早くない?という気持ちの両方を感じています。皆様はその辺いかがでしょうか。
いずれにせよ我々の業界でクリスマスといえばイコールキッズバイクのことでして、しかも我らがキャノンデールは子供車のラインナップも非常に充実しています。今回はそんなキャノンデールのキッズバイクの中からKid’s Trail 24をご紹介します。
■Kids Trail 24 ¥65,000-(税込)
想定年齢は7~12歳、適応身長の目安は124~137cmとなっています。
このバイクのお話をする前にキャノンデールの24インチキッズバイクのラインナップをおさらいしておきましょう。
24インチのキッズバイクは現在3種類発売されています。
・Trail 24+・・・極太タイヤ、サスペンション無し、メカニカルディスクブレーキ
・Trail 24・・・やや太目のタイヤ、サスペンションあり、Vブレーキ
・Quick 24・・・やや細めのタイヤ、サスペンション無し、Vブレーキ
Trail 24+は割と本格なオフロード志向、Quick 24は軽量な街乗り志向という感じ。そしてTrail 24は両者の中間という感じでしょうか。
日常用途で使うならTrail 24かQuick 24のどちらかがおすすめですが、実車をお子様に見てもらうとTrail 24が選ばれることが多いですね。やはりサスペンションが付いた自転車はキッズたちを引き寄せるものがあるようです。
まあ街乗りのキッズバイクにサスペンションが必要なのかというと、個人的には必ずしも必要ではないと思います。
サスがないほうが車重が軽いですし、潮風の強い地域ではインナーチューブが錆びたりしますからね(横浜周辺ではそんなに気にならないと思いますが)。
ただやんちゃなキッズたちのラフな扱いに対してはサスペンションがあったほうがいいのは間違いないです。
大人用のサスペンションフォークに比べて簡素な造りとはいえ、段差に突っ込んでパンクしたり、フロントホイールをダメにしたりするリスクを軽減する効果はいくらか期待できます。
タイヤも24×1.95とちょい太目かつブロック付きなので、その点でも心強いです。
このモデルに限った話ではないですが、転んだ時にステムの角でケガをしてしまわないように樹脂カバーで覆われています。
こういう心遣いは嬉しいですね。
それと当店でキッズバイクを組む時はボトムブラケットの玉当たりはかなり気を付けて調整しています。
ここが過剰に締められているとクランクの回転が渋くなり、お子様の脚力だと無視できない抵抗になってしまうんです。
工場出荷の状態だと大体締めすぎなので、締めすぎず緩すぎずいい感じになるように設定します。
他にもブレーキレバーの角度やリーチの調整など、大人用の自転車とはまったく別のセッティングを求められるのが子供車というもの。
ある意味普通の自転車よりも大変ですが、お子様の笑顔には換えられません。
ちなみにこのラリーレッドは国内在庫の最後の一台を引き当てたもの。したがって店頭在庫限りとなります。
ミッドナイトの方もかなり前からメーカー完売となっているので、実はどちらも結構なお宝バイクです。
クリスマスにはまだ早いですが、Trail 24をプレゼントするなら早めに確保して頂いた方が良いかもしれません。
その他のキッズバイクの在庫は下記の記事よりご確認ください。
【在庫車情報】キッズバイク
2023.Nov. 12
先日のSupersix EVO4に続き、新型105搭載のロードが入荷しています!
■CAAD13 Disc 105 BBQ ¥310,000(税込)
new105、やや間が空きましたがなんとか予定通り入ってきてくれました。
発表以来かなりの問い合わせを頂いていて、CAAD13の根強い人気を実感しています。
至高のアルミフレームはいまだ健在といったところでしょうか。
12速となった機械変速式105。
変速性能は言わずもがな、ブレーキキャリパーのクリアランスの拡大なども上位モデルに準じるようになりユーザビリティも向上しています。
ちょっと面白いのはアッセンブルされている歯数がフロント50/34、リア11-34となっていることです。
これはシナプスカーボンの12速モデルと同じ歯数で、つまりは登り坂がものすごくラクになるということ。
ビギナーの方にとっては非常にありがたい仕様ではないでしょうか。
レースで使いたいという方はフロントを52/36にしてもいいかもしれません。
その場合はチェーンリング(とチェーン)の交換だけで対応できます。
写真ではどんな色なのか若干分かりにくいかも知れませんが、BBQというのはいわゆるマットブラックのことです。
(BBQの焼き台の色が由来というユニークなネーミング)
その上にグロスブラックでロゴやグラフィックを加えてあって大変キマッています。
実はこの配色のCAAD13 105は2022年モデルでも発売されていたのですが、限定車なのかというくらい入荷数量が少なかったので数日で完売となったなんてことがありました。
今回はそこまでではなく、今の所48から58までの各サイズがご用意可能です。
あの時買えなくて歯がゆい思いをしたという方はぜひリベンジを果たしてください。
実はCAAD13 105Di2やTiagraのパープルヘイズなど、一時期枯渇していたモデルもひっそりと再入荷しています。
そのため売り場が大変賑やかになっており、現行CAAD13のラインナップのほとんどがご覧いただけるというかなりレアな状況です。
それぞれ在庫限りですので実物を見てみたいという方は今のうちにどうぞ。
在庫車のサイズなどは以下のリンクをご覧ください。
【在庫車情報】ロードバイク
2023.Nov. 7
2024年モデルの情報が限定的に解禁されました。
■Supersix EVO 4 ¥399,000-(予定価格)
来年新たに追加されるのは目にも鮮やかなオレンジ色のEVO。
2024のEVO 4は3色展開となる予定で、こちらのオレンジ、既に先行発売されているブラック、そしてこれから発表される未解禁カラーの3本立てです。
入荷はいずれも5月頃の予定。ただいまご予約受付中!
このオレンジEVO、資料の中では「Hazard Orange, Fluorange, Brushed Chrome &Black」という表記になっていて、濃淡2種類(?)のオレンジをベースにクロームシルバーのキャノンデールロゴ、フォーク先端にブラックという配色みたいです。
先日の展示会では実車は見られなかったのですが、海外サイトでは実車と思しき写真が出回っていました。
興味のある方はチェックしてみてください。
実は歴代EVOでオレンジの採用例は意外と少なくて、この10年では2世代目EVOのカスタムラボくらいしか出ていなかったはず。
久々にオレンジ好きに真正面から刺さるバイクが出たといった感じなので、オレンジ党の皆様は要チェックです。
EVO4のコンポーネントは発表されたばかりの12速機械変速式新型105。
先日触る機会があったのですが、かなり良くなっていると感じました。
11速時代よりも変速が素早くて正確で、フィーリングもかっちりとして小気味よいです。
ステム・シートポストがHi-Modなどの上位モデルと全く同じというのも嬉しいところ。
ただし上位モデルと違ってハンドルだけはブレーキホースの内装ができない仕様なのでご注意ください。
なお先行販売中のEVO 4 ブラックもまだちょっとだけご用意できます。
デリバリーが始まったのは9月の終わりごろだったのですが、メーカー在庫はあっという間になくなってしまいました。
今最も注目されているといっても過言ではないSupersix EVOに新型105が搭載されたとあってはそうなるのも必然といったところでしょうか。
当店では51サイズの店頭在庫が1台ございます。また、44サイズも僅かですがお取り寄せ可能です。
なくなると次回入荷は5月なので、サイズが合う方はぜひこの秋に乗り倒してください。
※11/10追記 51サイズご成約済みとなりました
それ以外のサイズについては来年度分のご予約を受け付け中です。
未発表カラーのことなど、店頭ではもうちょっと詳しいお話ができますのでご興味があればスタッフまでどうぞ!
2023.Oct. 31
ぐっと気温が下がって過ごしやすくなった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
諸兄諸姉におかれましては秋のサイクリングをご堪能いただいていることとお慶び申し上げます。
しかしながらサイクリングというのは何も長距離ライドや高強度トレーニングのことだけではありません。近所をお散歩することだって立派なサイクリングです!
本日はそんな用途にピッタリな車体のご紹介です。
■Treadwell 2 LTD ¥115,000-(税込)
のんびり走る気持ちよさを堪能できることから街乗りバイクとして高い人気を誇るTreadwellシリーズ。
しなやかなフレーム、太いタイヤ、アップライトなハンドルが絶妙に調和していて、乗っていて本当に気持ちの良いバイクです。
自転車の楽しみ方は早く走る事だけじゃないと再認識させてくれる、それがTreadwellです。
こちらはモデル名にリミテッドとありますが、Treadwellシリーズにおけるリミテッドは通常モデルより手の込んだ塗装がされているといった意味合い。
このロウカラーもその中の一つで、登場以来圧倒的な支持を集める人気色です。
ロウカラーというのはむき出しのアルミ素地を無塗装のままクリアーで仕上げたもの。
塗装をしていないのになぜ通常より高価なのかというと、製造段階での傷や汚れを誤魔化すことが出来ず、歩留まりが悪化するからです。
キャノンデールでも採用例があまり多くないのはそういった理由によるものだとか。
そういった製造プロセスなので1台ごとに個体差があることを断るステッカーが貼られています。
ちょうど皆さんが一人一人違う人間であるようにね!というエモい文章でシメ。
ところでTreadwell2とTreadwell3は何が違うのかというのはよく聞かれます。
重要な点は2だとブレーキが油圧ディスクになることです。
3に採用されているのは機械式ディスクブレーキなのですが、効き具合やレバーの握り心地にはかなりの差があります。
その他には2だとギアの変速段数が9段になったり、フロントフォークがより軽量なものに変わったりします。
予算を抑えたりカスタムベースとするなら3もいいんですが、最初からいいものが欲しいなら断然2がオススメ。
このロウカラーは2でしか展開がないということもあります。
大量のカラーバリエーションがあるTreadwellの中でもロウカラーは突出して人気です。
既にメーカー完売のLサイズも一台ご用意できますよ!
2023.Oct. 27
待望のディスクブレーキ版CAAD13のフレームセットということで大いに注目を集めたCAAD13チームレプリカ。
当店の在庫もいよいよ少なくなってきました。
■CAAD13 Disc Frameset ¥165,000-(税込)
これまでもCAAD13のフレームセットは何度か限定販売されていましたが、いずれもリムブレーキ仕様でした。
ディスク版は出ないのかという問い合わせはとても多かったんですけどね・・・
そんな中、満を持して発売されたがこちらのEFエデュケーション・イージーポストのレプリカモデル。
CAAD13 Disc初のフレーム売りということでかなり話題になりました。
当店で在庫しているのは51サイズ。加えて54サイズをお取り寄せ可能です。
初動の売れ行きがすごくてメーカー在庫はすぐに完売になってしまいました。
LAB71と書いていない事以外はSupersix EVO LBA71のチームカラーを忠実に再現しています。
本家LAB71には一見すると塗装ミスに見えちゃうような塗分けのズレがあったりするんですが(そういうデザインらしいです)
そういう細かい所も含めて再現されていて感心しました。
BBベアリングは付属していません。なのでBBシェルはドンガラの状態です。
使いたいクランクに合わせて必要なBBを選べるので、何もついてこないのはかえって好都合かも。
シマノクランクを入れたければスギノやウィッシュボーンなどのコンバーターBBを入れればいいし、SRAMで組みたいならBB30a用のDUB BBがラインナップされています。
完成車と同じように純正ベアリング&Hollowgram SIクランクという組み合わせにしてもいいし、指定量のスペーサーを入れればROTORのような社外クランクも使えます。
選択肢は豊富です。
折しも先日54サイズのバラ完をさせて頂いたばかり。
フレーム単体でもカッコイイですが、組みあがった状態にすると一段と映えます。
こちらのフレームは105Di2で組ませていただきました。
完全内装には非対応とはいえ、ハンドル周りのスッキリ感は機械変速コンポとは比べ物になりません。
シフトケーブルに押されることがないのでハンドリングも良くなります。
RDのエレクトリックケーブルは完成車だとチェーンステーの下側から出てくるのですが、今回は写真の位置から出すようにしました。
この方がカセットに巻き込むリスクが少ないですし、見栄えも良いです。
そんなわけでCAAD13 Discのフレームセットが残りわずかという話でした。
EFエデュケーション・イージーポスト推しの方もそうでない方も誰もがカッコいいと思えるデザインではないでしょうか。
サイズのご相談や組み立てのお見積りなど、お気軽にお問い合わせください。
2023.Oct. 21
謎に包まれていたRAWカラーのEVOを納車させて頂きました。
■Supersix EVO Carbon 2 ¥760,000-
スタンダードModフレーム+アルテグラDi2という組み合わせのEVO2。
新型EVOのロンチ当初からラインナップされていたモデルですが、納期が遅れに遅れて入荷したのはやっと先日。
当時はスタンダードModはこのグレードしか発表されておらず、その点でも注目を集めていました。
パーツスペック的に妥当とはいえスタンダードModにしてはなかなか強気の価格かと思っていたのですが・・・
なんだかんだでアルテグラDi2の人気は高く、割とあっさり完売となってしまいました。
写真のバイクもかなり早い時点でご予約を頂いたものです。
このモデル、つい最近までカタログ写真が掲載されなかったのでカラーリングが長いこと謎でした。
カラーコードのRAWというのはCAADやTreadwellでは前例がありましたが、それらとは全く違う感じっぽいし・・・
結局全貌がわかったのは実車が入荷してからでした。
RAWというのはナマとか未加工といった意味で、この場合は塗装をしていないことを意味します。
要するに生のカーボン地にマットクリア―を吹いて仕上げたということ。
上の写真を見ると生地の境目が透けて見えるのがお分かりいただけると思います。
それだけでも渋くていい感じですが、フォークの先端がホログラフィックになっていてラグジュアリーな雰囲気を加えています。
この車体をご予約頂いたお客様の全員が実車を未確認のまま注文頂いたんですが、皆様気に入って頂けた様子でした。
パーツスペックの面でも下位グレードのEVO 3とは結構な差があります。
コンポーネントが105Di2とアルテグラDi2で違うのはもちろんですが、ハンドルもホイールもカーボンになっています。
ハンドルはHi-Modと同じVISIONのTRIMAXカーボンエアロバーを、ホイールはHOLLOWGRAM R45を装備。
以前ご紹介した通り、このR45はリーズナブルながらかなり優秀。
公証重量も1680gとまずまずなので、ヒルクライム専門という方以外はしばらく変える気が起こらないかもしれません。
見た目もカッコいいです。
驚異のコスパホイール!Hollowgram R45
ボトルとボトルケージは例のエアロな奴をお選び頂きました。
Hi-Mod以上には標準で2セット付属しますが、スタンダードModは全グレード別売りです。
最近このボトルとケージの人気が高くて、新型EVOだけではなくいろんなブランドのバイクにお乗りの方からお求め頂くことが増えました。
一般ライダーの間でもエアロの重要性が高まってきているのを実感しますね。
最初に述べた通りすでに全サイズメーカー完売ですが、48サイズだけはまだご用意可能です。
48サイズの適応身長は160~170cm、入荷予定は12月となっています。
1台限りですのでサイズが合う方はお見逃しなく。